コース: プログラミングの基礎:データベース

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SQLとは

SQLとは

このレッスンでは、 関係データベースの定義と操作を行う 問い合わせ言語であるSQLについて 説明します。 「SQL」は Structured Query Languageの略で、 関係データベースの定義や操作を行う 問い合わせ言語です。 SQLは1970年代から使われてきましたが、 1986年に統一標準規格が発表されました。 現在でも、業界標準として 広く普及しており、 多くの関係データベース管理システムで 利用されています。 SQLには、ここに挙げられているように 多くのものが存在します。 SQLは、C言語やC++、 Java、またはPythonのような、 処理を記述する プログラミング言語ではなく、 宣言型の問い合わせ言語です。 他のプログラミング言語のように アルゴリズムを記述する必要はありません。 例えば、書籍を登録している 書籍テーブルがあるとします。 そして、定価が3000円以上の書籍を 知りたいとします。 この場合、C言語や Javaのようなプログラミング言語では、 手続きを書く必要があります。 恐らく、最初の本から初めて 最後の本まで1冊ずつ、 定価が3000円以上かどうかを 繰り返し判定するでしょう。 仮に擬似コードを書いても、 このような繰り返しと 判定文を書くでしょう。 けれども、SQLでは たったこれだけの文を記述するだけです。 この文だけで、DBMSは すべてのデータを調べ、 それを把握し、結果を返してくれます。 たとえ、登録されている書籍が 500冊でも5万冊でも、 3000円以上の書籍のリストを 得ることができます。 「CRUD」という言葉があります。 これは、DBMSに必要な Create、Read、Update、Deleteの 4つの基本的な機能を表す言葉です。 SQLでは、Createは データベースやテーブルの作成、 Readはデータの読み出し、 Updateはテーブルの更新、 Deleteはデータベースや テーブルの削除を行う命令を備えています。 現在、ほとんどのDBMSは 独自に拡張して SQL言語の実装を持っています。 Oracleデータベースを扱う場合には PL/SQLがあり、 MicrosoftのSQL Serverでは Transact-SQLがあります。 しかし、基本的なSQLの知識は、…

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